出雲の国は、神の国、神話の国として知られています。その"出雲の国"には、今もなお古の神社がいたるところにあります。そして、その中心が「大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)」をおまつりする出雲大社(いづもおおやしろ)です。大国主大神は、「だいこくさま」と申して慕われている神さまです。だいこくさまは、「天の下造らしし大神」とも申しますように、私達の遠い遠い親達と喜びも悲しみも共にせられて、国土を開拓され、国づくり、村づくりに御苦 心になり、農耕・漁業をすすめ、殖産の法をお教えになり、人々の生活の基礎を固めて下さいました。また、医薬の 道をお始めになって、今もなお人々の病苦をお救いになる等、慈愛ある御心を寄せて下さったのです。だいこくさま は、救いの親神さまであると共に、すべてのものが「おのずから」の姿にあるように護って下さる親神です。
出雲大社マレーシア講社はこのだいこくさまのおしえをおひろめし、遠く離れたこのマレーシアにおいて生活する多くの日本の皆さんの心のふるさとの場として平成22年3月に設立しました。初詣、ご祈願に気軽にご参拝ください。